![]() スライダ兼フリップヒンジ組み立て体を有する携帯通信装置
专利摘要:
携帯通信装置は、兼用ヒンジ組み立て体によって作動的に連結された基部と、中間部と、上部とを備える。兼用ヒンジ組み立て体は、基部と中間部との間の摺動および基部と上部との間の回動を容易にするように構成される。表示領域および/または制御領域が拡張された携帯通信装置を従来の二つ折り式またはスライド式携帯通信装置に付随することが多い小さな占有面積で提供するために、基部と、中間部と、上部とに表示部および/またはタッチ入力装置をそれぞれ設けるように構成することもできる。 公开号:JP2011515929A 申请号:JP2010550662 申请日:2008-09-29 公开日:2011-05-19 发明作者:サン,;ビー. キム,;ランドルフ,;シー. デミュインク,;チャールズ,;シー. ハント,;マッテイ,;ヴィ. マッタ, 申请人:ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー; IPC主号:H04M1-02
专利说明:
[0001] 本発明は全般的には携帯通信装置に関し、特に、スライダ兼フリップヒンジ組み立て体を有する携帯通信装置に関する。] 背景技術 [0002] 携帯通信装置、特に携帯電話、は多種多様な用途に使用される。例えば、携帯電話機は、電話での会話およびメッセージの送受信ばかりでなく、インターネットのブラウズ、映画または音楽などのマルチメディアコンテンツの視聴、およびゲームの実行などにも用いられる。] [0003] 一般に、携帯電話機上の表示画面は、電話機のサイズによって制限される。携帯電話機の小型化に伴い、表示画面と、機能キーと、キーパッドとに利用可能な表面積が減少する。表示画面のサイズを最大化するために、一部の携帯装置は、基部とこの基部に対して移動可能な表示部とで設計されている。これらの携帯電話機においては、キーパッドは多くの場合、基部に組み込まれ、表示部の開放/移動後にのみ露出される。この種の公知の携帯装置として、従来の回転ヒンジによって表示部が基部に連結された二つ折り式装置と、表示部が基部に対して、例えばレールまたは軌道上を、摺動可能なスライド式装置とが挙げられる。] 課題を解決するための手段 [0004] 機能性と汎用性とを高めるために、携帯通信装置にスライダ兼フリップヒンジ組み立て体を設ける。兼用ヒンジ組み立て体は、上部が基部に対して回動可能であり、中間部が基部と上部とに対して摺動可能であるように、基部と、中間部と、上部とを連結するように構成される。基部、中間部、および/または上部は、タッチ入力装置および/または表示装置を備えるように構成することもできる。スライダ兼フリップヒンジ組み立て体を設けることによって、より大きな表示領域および/または制御領域を有するより大型の電話機のルックアンドフィールを有する携帯電話機を小さな占有面積で可能にする。] [0005] 開示される技術の一側面は、基部と、中間部と、上部とを備えた携帯通信装置であって、基部と、中間部と、上部とは兼用ヒンジ組み立て体によって作動的に連結され、基部と上部との間の回動および基部と中間部との間の摺動を容易にするように兼用ヒンジ組み立て体が構成された携帯通信装置に関する。] [0006] 別の側面によると、兼用ヒンジ組み立て体はフリップヒンジ部とスライドヒンジ部とを備える。] [0007] 別の側面によると、兼用ヒンジ組み立て体は、基部ヒンジ板と、中間ヒンジ板と、上部ヒンジ板とを備え、上部ヒンジ板は基部ヒンジ板に回動可能に連結され、中間ヒンジ板は基部ヒンジ板に摺動可能に連結される。] [0008] 別の側面によると、上部ヒンジ板は基部ヒンジ板にばねヒンジによって連結される。] [0009] 別の側面によると、中間ヒンジ板は基部ヒンジ板にレール組み立て体によって連結される。] [0010] 別の側面によると、兼用ヒンジ組み立て体は、基部に対する上部の約180度の回動を容易にするように構成される。] [0011] 別の側面によると、兼用ヒンジ組み立て体は、上部が基部に対して約180度回動されたときに基部に対する中間部の摺動を容易にするように構成される。] [0012] 別の側面によると、携帯通信装置は、基部に対する中間部の摺動によって作動される電気機械式スイッチを備える。] [0013] 別の側面によると、電気機械式スイッチは、第1のモードからマルチメディアモードへの携帯通信装置の切り替えを始動するように構成される。] [0014] 別の側面によると、携帯通信装置は中間部が第1の位置にあるときは縦長モードで動作するように構成され、中間部が第2の位置に摺動されると横長モードで動作するように構成される。] [0015] 別の側面によると、兼用ヒンジ組み立て体は、上部と基部との間に少なくとも2つの回動停止位置をもたらすように構成される。] [0016] 別の側面によると、第1の回動停止位置は、基部と上部との間の角度が約125度から約145度の位置にある。] [0017] 別の側面によると、第2の回動停止位置は、基部と上部との間の角度が約180度の位置にある。] [0018] 別の側面によると、基部と、中間部と、上部とは接触感知型入力装置をそれぞれ備える。] [0019] 別の側面によると、各接触感知型入力装置は接触感知型表示部である。] [0020] 別の側面によると、携帯通信装置は携帯電話である。] [0021] 開示される技術の別の側面は、携帯通信装置と共に使用される兼用ヒンジ組み立て体に関する。兼用ヒンジ組み立て体は、基部部材と、中間部材と、上部部材とを備え、上部部材は基部部材にフリップヒンジによって連結され、中間部材は基部部材にスライダヒンジによって連結される。] [0022] 別の側面によると、兼用ヒンジ組み立て体は、基部部材に対する上部部材の約180度の回動を容易にし、上部部材が基部部材に対して約180度回動されたときに基部部材に対する中間部材の摺動を容易にするように構成される。] [0023] 別の側面によると、フリップヒンジは上部部材と基部部材との間に少なくとも2つの回動停止位置をもたらすように構成され、第1の回動停止位置は基部と上部との間の角度が約125度から約145度の位置にあり、第2の回動停止位置は基部と上部との間の角度が約180度の位置にある。] [0024] 開示される技術の別の側面は、第1の接触感知型入力装置を有する基部と、第2の接触感知型入力装置を有する上部と、第3の接触感知型入力装置を有する中間部とを備えた携帯通信装置であって、上部は基部に第1のヒンジ組み立て体によって連結され、第1のヒンジ組み立て体は基部に対する上部の回動を容易にするように構成され、中間部は基部に第2のヒンジ組み立て体によって連結され、第2のヒンジ組み立て体は基部に対する中間部の摺動を容易にするように構成された携帯通信装置に関する。] [0025] 別の側面によると、上部が基部に対して約180度回動され、かつ中間部が基部に対して摺動されると、第1、第2、および第3の接触感知型入力装置が露出される。] [0026] 本発明の上記および他の特徴は以下の説明と添付図面とを参照されることによって明らかになるであろう。これらの説明および図面においては本発明の原理を採用しうる方法のいくつかを示すものとして本発明の特定の実施形態を詳細に開示してきたが、本発明の範囲が対応して限定されるものではないことを理解されたい。むしろ、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神および用語に含まれるあらゆる変更、変形、および等価物を含むものとする。] [0027] 1つの実施形態に関して説明および/または図示されている特徴は、他の1つ以上の実施形態において同じ方法または同様の方法で、および/または他の実施形態の特徴と組み合わせて、または代わりに、使用しうる。] [0028] 用語「備える、備えた、含む、含んだ(comprises/comprising)」は本明細書中で使用された場合、記載されている特徴、整数、ステップ、または構成要素の存在を明示するものと解釈され、他の1つ以上の特徴、整数、ステップ、構成要素、またはこれらの群の存在または追加を排除するものではないことを重視すべきである。] [0029] 以下の図面を参照することによって本発明の多くの側面をより良く理解することができる。図面中の構成要素は必ずしも一定の縮尺ではなく、むしろ本発明の原理を明らかに示すことに重点が置かれている。同様に、1つの図面に示された要素および特徴は、追加の図面に示された要素および特徴と組み合わせることもできる。さらに、これらの図面においては、いくつかの図面にわたって、同様の参照符号は対応する部分を示す。] 図面の簡単な説明 [0030] 携帯電話などの例示的携帯通信装置が閉位置にあるときの上面図である。 図1の携帯電話が閉位置にあるときの断面図である。 兼用ヒンジ組み立て体が開位置にあるときの上面図である。 兼用ヒンジ組み立て体が別の開位置構成にあるときの上面図である。 兼用ヒンジ組み立て体が部分的に開いた位置にあるときの側面図である。 兼用ヒンジ組み立て体が開位置にあるときの側面図である。 図2の携帯電話が部分的に開いた位置にあるときの断面図である。 図2の携帯電話が開位置にあるときの断面図である。] 図1 図2 実施例 [0031] 以下の詳細説明においては、同様の構成要素は、本発明の複数の異なる実施形態に示されているかどうかに拘らず、同じ参照符号が付与されている。本発明を明確かつ簡潔に例示するために、図面は必ずしも一定の縮尺ではなく、特定の特徴がいくらか模式的な形態で示されている場合もある。] [0032] 本願明細書で言及される用語「携帯通信装置」は、携帯無線通信機器を含む。用語「携帯無線通信機器」は、以降では携帯電話機、携帯装置、携帯無線端末、または携帯端末とも称され、あらゆる電子機器を含むものとする。これらの電子機器として、携帯電話、ポケベル、コミュニケータ、すなわち電子手帳、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)などが挙げられるが、これだけに限定されるものではない。] [0033] 例示される実施形態の文脈において、携帯通信装置は主に携帯電話または携帯電話機と称される。ただし、携帯電話の説明および図は、本願明細書に記載されている発明概念の非限定的な例示的環境となるように意図されており、本発明は携帯電話に限定されるものではなく、如何なる種類の電子機器でもよいことを理解されるであろう。] [0034] 携帯電話機の設計者が苦心するのは、機能および利便性より電話機のサイズである。一観点から言えば、より小さな占有面積を有する携帯電話機は、その携帯性のために望ましい。このような電話機の例として、電話機の上部が、一般にキーパッドを備えた基部に対して、開位置と閉位置との間で回動する二つ折り式フォームファクタを有する電話機が挙げられる。より小さなフォームファクタを有する電話機の別の例は、「スライド式電話機」である。スライダヒンジを有する携帯電話機は、一般にキーパッドを基部に備え、表示部を基部に対して縦および/または横に摺動させるとキーパッドが露出される。機能キーは、一般に表示部と同じ面に配置されており、メニューのナビゲーションおよび装置上でのさまざまな機能の開始に用いられる。機能キーのこの配置により、表示画面に使用可能な表面積が減るため、表示画面のサイズの縮小も必要になる。さらに、表示部を摺動させて開くと、機能キーが摺動してユーザの手から遠ざかるため、通常、機能キーに届きにくくなり、および/または機能キーが使いにくくなる。] [0035] スライド式電話機および二つ折り式電話機に付随することが多い小さな占有面積は、多くの場合、テキストメッセージング、ウェブサーフィン、および/またはゲーム操作などマルチメディア用としての電話機の実用性を制限する。より大型の電話機(例えば、より大きな表示領域および/または制御領域を有する電話機)は、マルチメディア用により良好な機能性を提供するが、ユーザが持ち歩くにはより煩わしい。] [0036] 本開示は、スライド式携帯電話機および二つ折り式電話機を含む従来の携帯通信装置、並びにより大型の電話機、の欠点を認識し、スライダ兼フリップヒンジ組み立て体を有する携帯通信装置(例えば、携帯電話機)を提供する。兼用ヒンジ組み立て体は、表示部および/または接触感知型制御領域をそれぞれ備えるように構成されうる基部と、中間部と、上部とを連結するように構成されうるため、より大きな表示領域および/または制御領域を有するより大型の電話機のルックアンドフィールを有する携帯電話機をスライド式および/または二つ折り式電話機に付随することが多い小さな占有面積で提供しうる。] [0037] 最初に図1および図2を参照すると、「待機」モードと従来称されていたモードでの動作時の外観を呈する携帯通信装置10(例えば、携帯電話機、携帯端末など)の例示的実施形態が示されている。以下により詳細に説明するように、携帯電話機10は兼用ヒンジ組み立て体12(スライダ兼フリップヒンジ組み立て体または単にヒンジ組み立て体とも呼称)を備える。兼用ヒンジ組み立て体12は基部14と、中間部16と、上部18とに連結され、基部14と、中間部16と、上部18との間の相対移動をもたらすか、あるいは他の方法でこの相対移動を容易にする。図示の例示的実施形態において、上部18は外側の表示部20、例えば電話機が閉位置および/または待機モードのときに見える表示部、を備える。また、上部18は、接触感知型入力領域22(例えば、タッチ入力表示部または他のタッチ入力制御領域)を備えるか、または他の方法で画成しうる。図示の例示的実施形態において、接触感知領域22は、機能および/またはナビゲーションキー24を設けるように構成されている。] 図1 図2 [0038] 機能および/またはナビゲーションキー24は、さまざまなユーザ入力操作をもたらしうる。例えば、機能キー24は、一般に、呼の開始または応答のための「呼送出」キーと呼の終了または「切る」ための「呼終了」キーなどの特殊機能キーを含む。特殊機能キーは、例えばさまざまな電話機能、プロファイル、設定などを従来どおり選択するために表示部(単数または複数)に表示されたメニュー内をナビゲートするためのメニューナビゲーションキーをさらに含むこともできる。他のナビゲーションキーまたは制御機構として、さまざまなリンクまたはアイコンを強調表示するために、あるいはテキストまたは他の文書などをナビゲートするために、方向キー(例えば、上下左右)を備えることもできる。ナビゲーション制御機構24は、ローラボールまたはナビゲーションボールの形態にもされうることは言うまでもない。携帯電話に付随する他のキーとして、音量キー、消音キー、電源オン/オフキー、ウェブブラウザ起動キー、カメラキーなどが挙げられる。ナビゲーションキーは、接触感知型入力装置上に実装される「ハードキー」または「ソフトキー」として具現化することもできる。] [0039] 外側の表示部20(例えば、タッチ画面)は、動作状態、時刻、電話番号、連絡先、メニュー等の情報をユーザに表示するように構成される。ユーザは、携帯電話機10のさまざまな動作状態に関連付けられたさまざまな特徴および機能を表示部20で見て利用することもできる。表示部20は、携帯電話10が受信したコンテンツ、および/または携帯電話10のメモリから取り出したコンテンツ、を視覚的に表示するためにも使用しうる。例えば、ユーザは画面上で映画の鑑賞、ビデオゲームの実行、インターネットのブラウズなどを行える。このようなオーディオ/ビデオ資料は電話機内のメモリに保存しておくことも、リモートサーバから取り出すこともできることは言うまでもない。] [0040] 図2に示すように、また以下により詳細に説明するように、携帯電話機は、上部18が基部14に対して回動しうるように(例えば、上部を開閉しうるように)兼用ヒンジ組み立て体12の部分にそれぞれ連結された基部14と上部18とを備える。また、基部14と中間部16とは、上部が完全に開いた位置(例えば、基部に対する上部の角度が約180度の位置)まで回動されたときに中間部16を基部12に対して摺動させられるように、または他の方法で横に平行移動させられるように、兼用ヒンジ組み立て体12にそれぞれ連結される。] 図2 [0041] 図2に示す例示的実施形態において、上部は、第1の接触感知型入力装置22(例えば、外側の接触感知型入力装置)と第2の接触感知型入力装置30(例えば、接触感知型表示部またはタッチ画面など内側の接触感知型入力装置)とを備える。中間部16は、接触感知型入力装置32(例えば、接触感知型表示部またはタッチ画面)を備える。あるいは、装置32は単に従来の表示部でもよい。基部14は、接触感知型入力装置34(例えば、接触感知型表示部またはタッチ画面)を備える。] 図2 [0042] 一実施形態において、接触感知型入力装置30、32、および34の各々は、接触感知型表示部またはタッチ画面である。例示的タッチ画面は、薄膜トランジスタ(TFT)LCD画面を備える。より大きな、またはより小さな、画面、あるいは他の薄型画面技術など、さまざまな画面を本発明の範囲から逸脱することなく使用しうることを理解されるであろう。] [0043] 携帯電話機が複数のタッチ画面を備える場合は、さまざまな機能の選択、および/または電話機への情報またはデータの入力、を行うために、スタイラスを使用して、または他の方法で画面の表面に触れることによって、これらの画面をナビゲートすることもできる。以下により詳細に説明するように、キーまたはキーのような機能をタッチ画面として表示画面上に具現化することもできる。このような実施形態においては、より大きな画面を表示部に組み込むために、機能および/またはナビゲーションキーをタッチ画面に組み込みうることを理解されるであろう。] [0044] 図示の実施形態において、基部14は、携帯電話機10の操作に必要な電子機器、メモリ、および回路などを備えた主印刷回路板組み立て体(PCBA)40をさらに収容する。PCBA40には、携帯電話10が他の携帯装置、インターネットウェブサーバ、メディアプレーヤなど他の装置との間での呼の確立、または他の方法での信号のやり取り、を可能にする従来の通話回路も含まれる。通話回路は、テキストメッセージ、電子メール、またはテキスト文書の送受信も担いうる。また、携帯電話機10は、インターネットのブラウズ、映像、音楽、またはビデオファイルなどのオーディオ/ビジュアル資料の再生または視聴、およびゲーム操作のための回路も備えうる。接触感知型入力装置30、32、および34を制御する回路も備えられる。一実施形態において、表示制御回路は、電話機が現在動作中のモードに応じて、接触感知型入力装置30、32、および34の表示出力を動的に適合させる。以下により詳細に説明するように、携帯電話機10は、上部14と中間部16との相対位置に応じて縦長および横長の両方の向きで動作するように構成可能である。] [0045] 図示の実施形態において、主PCBA40は基部14内に収容され、携帯電話機10の動作に必要な電力を供給するバッテリ42に電気的に接続される。バッテリ42とこれに隣接するPCBA40との間の電気的接続はコネクタによって確立される。PCBA40は、適切なフレックス回路によってさまざまな接触感知型入力装置および/または表示部に接続しうる。あるいは、適切なフレックス回路によってこのPCBAを上部および中間部にそれぞれ対応付けられた補助PCBAに接続することもできる。] [0046] 次に図3〜図6に移ると、また図2を引き続き参照すると、兼用ヒンジ組み立て体12の例示的実施形態が示されている。兼用ヒンジ組み立て体12は、フリップヒンジ部44(例えば、ばねヒンジ)とスライドヒンジ部46(例えば、複数の協働レール組み立て体)とを備える。一実施形態によると、兼用ヒンジ組み立て体12は、基部ヒンジ部材50(基部ヒンジ板または単に基板とも呼称)と、中間ヒンジ部材52(中間ヒンジ板または単に中間板とも呼称)と、上部ヒンジ部材54(上部ヒンジ板または単に上板とも呼称)とを備える。基部ヒンジ部材と、中間ヒンジ部材と、上部ヒンジ部材とは、特定の形状に限定されるものではない(例えば、板型の形状に限定されるものではない)ことを理解されるであろう。兼用ヒンジ組み立て体(およびヒンジ組み立て体のさまざまな部分)は、何れか適切な材料で構成しうる。適切な材料として鋼鉄または別の金属あるいはプラスチックが挙げられるが、これだけに限定されるものではない。一実施形態において、基板と、中間板と、上板とは、対応する基部と、中間部と、上部とに一体に形成されうる。] 図2 図3 図4 図5 図6 [0047] 兼用ヒンジ組み立て体12は、上部ヒンジ板を基板に対して回動させうるように構成される。この回動は、例えば、基部ヒンジ板50と上部ヒンジ板54とを連結し、基部ヒンジ板50に対する上部ヒンジ板54の回動を可能にするフリップヒンジまたはばねヒンジ56によってもたらされる。図示の例示的実施形態において、基部ヒンジ板50と中間ヒンジ板52とは、スライドヒンジ組み立て体によって、例えば基板に対する中間板の摺動または横平行移動を可能にする複数の協働レール組み立て体58によって、連結される。以下により詳細に説明するように、基板50と、中間板52と、上板54とを備えた兼用ヒンジ組み立て体12は、上部18を基部14に対して閉位置(図2に図示)から開位置(図7および図8に図示)に回動されうるように基部14と、中間部16と、上部18とを連結するように構成される。上部18が十分に開いた位置または構成(図6および図8に図示)に回動されると、中間部16を基部および上部に対して(例えば、図6の矢印の方向に沿って)摺動または他の方法で平行移動されうる。スライダヒンジが電話機のユーザに簡単に見えないように、スライダヒンジを基部および中間部の筐体内に組み込み、スライダ軌道に摺動可能に係合するスライダ機構をスライダヒンジに設けることもできる。スライドヒンジ部46にばねまたは他の弾性部材60を設け、初めに力を加えなければ中間部を基部に対して摺動させられないようにしてもよい。] 図2 図6 図7 図8 [0048] 以下により詳細に説明するように、基部と、中間部と、上部との相対的な回動およびまたは平行移動によって実現されるこれらのさまざまな構成により、電話機を従来の通話モード(例えば、縦長の向き)とマルチメディアモード(例えば、横長の向き)とで動作させうる。] [0049] 好適な一実施形態において、兼用ヒンジ組み立て体のフリップヒンジ部44は、少なくとも2つの停止位置、すなわち基部に対する上部の回動動作中の少なくとも2回の停止、を含むかまたは他の方法でもたらすばねヒンジ56として構成される。一実施形態において、これらの停止位置の1つは、基部と上部との間の角度A°が約135度(プラスまたはマイナス10または15度)の位置になる(図5に図示)。この構成は、携帯通信装置の通常の音声通信動作を可能にする。兼用ヒンジ組み立て体のフリップヒンジ部は、さらに少なくとも第2の停止位置、例えば基部と上部との間の角度B°が約180度の位置をもたらすように構成される(図6に図示)。上部が基部に対して約180度の位置に回動されると、中間部を基部および上部に対して、例えば兼用ヒンジ組み立て体のヒンジ部を摺動させることによって(図6に示すように)摺動させるか、または他の方法で(図6の矢印の方向に沿って)平行移動させうる。] 図5 図6 [0050] 図7および図8は、部分的に開いた位置(図7)および完全に開いた位置(図8)にある例示的兼用ヒンジ付き携帯電話機を示す。上述のように、兼用ヒンジ組み立て体のフリップヒンジ部は少なくとも第1の停止位置、例えば約135度の位置(図7に図示)、を含むように構成されうる。さらに、兼用ヒンジ組み立て体のフリップヒンジ部は、少なくとも第2の停止位置、例えば基部と上部との間が約180度の位置(図8に図示)、を含むように構成されうる。携帯電話機が第2の停止位置にあるとき、中間部はフリップヒンジ部に跨がる電話機の中心を横切って自由に移動する。] 図7 図8 [0051] 上記の設計により、複数の使用事例(および対応する電話機構成)を実現しうることを理解されるであろう。一実施形態において、電話機は3つの個別の表示部30、32、および34を携帯電話機の「内側」に備え、表示部30、32、および34は、入力装置として使用可能な、または他の方法で入力装置として構成可能な、接触感知型入力部をそれぞれ有する。通常の回動させて開いたモード(図7)において中間部16内の表示部32が一般のキーパッド(例えば、英数字キーパッドおよび/またはクワーティキーパッド)として機能するように構成されうる。この場合、基部14内の表示部34は隠れている。携帯電話機をウェブ/マルチメディアモード(図8)に(例えば、上部を開き、中間部を基部に対して摺動させることによって)移行させると、3つの接触感知型入力表面30、32、および34が全て露出され、表示部32を主表示部として機能するように切り替えることもできる。このとき表示部30および32は入力装置として動作するように構成される。一実施形態において、表示部32のキーパッドモードから主表示部モードへの移行は、接触感知型入力装置34を露出させるために中間部16を摺動させると作動される電気機械式スイッチによって引き起こすこともできる。この実施形態において、ユーザが自分の両手の親指で装置のナビゲーション/操作を行うとき、ユーザは携帯装置を横長モードで両手で保持しうる。勿論、他の使用事例および構成も本発明の範囲を逸脱することなく実現されうる。] 図7 図8 [0052] 基部と、中間部と、上部とが兼用ヒンジ組み立て体で連結された携帯電話機の提供によって、機能性および汎用性が向上した携帯電話機が提供される。例えば、スライダ兼フリップヒンジ組み立て体の提供によって、より大きなフォームファクタを有する電話機における拡張された制御空間/特徴および/または表示空間/特徴と共に、手頃なサイズのフォームファクタまたは占有面積を有する電話機が提供される。つまり、上記の携帯電話機は、より大きな表示領域および/または制御領域を有する大型の電話機のルックアンドフィールを二つ折り式および/またはスライド式電話機に付随することが多い小さな占有面積で提供する。] [0053] また、基部と、中間部と、上部(基部と、中間部と、上部とにはタッチ入力装置が設けられている)とを連結する兼用ヒンジ組み立て体の提供によって、通話および簡単なメッセージング操作のための第1のモード(例えば、縦長の向き)と、ウェブサーフィン、ゲーム、および/または他のマルチメディア操作のための第2のモード(例えば、横長の向き)とで操作されうる多用途の携帯電話機が提供される。例えば、一実施形態においては、上部を開き、中間部を摺動させて接触感知型入力装置を露出させることによって(場合によってはマルチメディアモードへの移行を引き起こすことによって)、接触感知型装置32は主表示部として機能し、接触感知型装置30および34は接触感知型制御インタフェースとして構成される。この構成において、電話機は「平衡モード」で動作可能である。このモードにおいて、ユーザは装置を横長モードで両手で保持できる。横長モードでは、相対的に中心にある主表示部の両側に制御領域がある。本発明の範囲を逸脱せずに他の動作モードを実現することもできる。] [0054] 本発明を特定の好適な実施形態に関して図示および説明してきたが、この明細書本文および添付図面を読まれて理解されることにより当業者が等価な変更および修正を思いつかれることは明らかである。特に、上記要素(構成要素、組み立て体、装置、構成など)によって実行されるさまざまな機能に関して、このような要素を記述するために用いられた用語(「手段」への言及も含む)は、特に別段の指示がない限り、本願明細書に例示されている本発明の例示的実施形態(単数または複数)における機能を実行する開示構造に構造的には等価でなくとも、記載の要素(すなわち、機能的に等価な要素)の明示された機能を実行する如何なる要素にも対応するものとする。また、本発明の特定の特徴を例示されたいくつかの実施形態のうちの1つ以上に関してのみ上で説明してきたが、このような特徴は何れか所与の、または特定の、用途にとって望ましくかつ好都合でありうるので、その他の実施形態の1つ以上の他の特徴と組み合わせることもできる。]
权利要求:
請求項1 基部(14)と、中間部(16)と、上部(18)と、を備えた携帯通信装置(10)であって、前記基部(14)と、前記中間部(16)と、前記上部(18)とは、兼用ヒンジ組み立て体(12)によって作動的に連結され、前記兼用ヒンジ組み立て体(12)は、前記基部(14)と前記上部(18)との間の回動および前記基部(14)と前記中間部(18)との間の摺動を許容するように構成されていることを特徴とする携帯通信装置(10)。 請求項2 前記兼用ヒンジ組み立て体は、フリップヒンジ部とスライドヒンジ部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信装置。 請求項3 前記兼用ヒンジ組み立て体は基部ヒンジ板と、中間ヒンジ板と、上部ヒンジ板とを備え、前記上部ヒンジ板は前記基部ヒンジ板に回動可能に連結され、前記中間ヒンジ板は前記基部ヒンジ板に摺動可能に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯通信装置。 請求項4 前記上部ヒンジ板は前記基部ヒンジ板にばねヒンジによって連結されていることを特徴とする請求項3に記載の携帯通信装置。 請求項5 前記中間ヒンジ板は前記基部ヒンジ板にレール組み立て体によって連結されていることを特徴とする請求項3に記載の携帯通信装置。 請求項6 前記兼用ヒンジ組み立て体は、前記基部に対する前記上部の約180度の回動を許容するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の携帯通信装置。 請求項7 前記兼用ヒンジ組み立て体は、前記上部が前記基部に対して約180度回動したときに前記基部に対する前記中間部の摺動を許容するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の携帯通信装置。 請求項8 前記基部に対する前記中間部の摺動によって作動される電気機械式スイッチをさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の携帯通信装置。 請求項9 前記電気機械式スイッチは、前記携帯通信装置の第1のモードからマルチメディアモードへの切り替えを始動するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の携帯通信装置。 請求項10 前記携帯通信装置は前記中間部が第1の位置にあるときには縦長モードで動作するように構成され、前記携帯通信装置は前記中間部が第2の位置に摺動されると横長モードで動作するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の携帯通信装置。 請求項11 前記兼用ヒンジ組み立て体は前記上部と前記基部との間に少なくとも2つの回動停止位置をもたらすように構成されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の携帯通信装置。 請求項12 第1の回動停止位置は前記基部と前記上部との間の角度が約125度から約145度の位置であることを特徴とする請求項11に記載の携帯通信装置。 請求項13 第2の回動停止位置は前記基部と前記上部との間の角度が約180度の位置であることを特徴とする請求項12に記載の携帯通信装置。 請求項14 前記基部と、前記中間部と、前記上部とはそれぞれ接触感知型入力装置を備えることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の携帯通信装置。 請求項15 各接触感知型入力装置は接触感知型表示部であることを特徴とする請求項14に記載の携帯通信装置。 請求項16 前記携帯通信装置は携帯電話であることを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項に記載の携帯通信装置。 請求項17 携帯通信装置(10)と共に使用される兼用ヒンジ組み立て体(12)であって、前記兼用ヒンジ組み立て体(12)は、基部部材(50)と、中間部材(52)と、上部部材(54)とを備え、前記上部部材(54)は前記基部部材(50)にフリップヒンジ(44)によって連結され、前記中間部材(52)は前記基部部材(50)にスライダヒンジ(46)によって連結されることを特徴とする兼用ヒンジ組み立て体(12)。 請求項18 前記兼用ヒンジ組み立て体は、前記基部部材に対する前記上部部材の約180度の回動を許容し、さらに前記上部部材が前記基部部材に対して約180度回動したときに前記基部部材に対する前記中間部材の摺動を許容するように構成されていることを特徴とする請求項17に記載の兼用ヒンジ組み立て体。 請求項19 前記フリップヒンジは、前記上部部材と前記基部部材との間に少なくとも2つの回動停止位置をもたらすように構成され、第1の回動停止位置は前記基部と前記上部との間の角度が約125度から約145度の位置であり、第2の回動停止位置は前記基部と前記上部との間の角度が約180度の位置であることを特徴とする請求項17または18に記載の兼用ヒンジ組み立て体。 請求項20 第1の接触感知型入力装置(34)を有する基部(14)と、第2の接触感知型入力装置(30)を有する上部(18)であって、前記上部(18)は前記基部(14)に第1のヒンジ組み立て体(44)によって連結され、前記第1のヒンジ組み立て体(44)は前記基部(14)に対する前記上部(18)の回動を許容するように構成された、上部(18)と、第3の接触感知型入力装置(32)を有する中間部(16)であって、前記中間部(16)は前記基部(14)に第2のヒンジ組み立て体(46)によって連結され、前記第2のヒンジ組み立て体(46)は前記基部(14)に対する前記中間部(16)の摺動を許容するように構成された、中間部(16)と、を備えることを特徴とする携帯通信装置(10)。 請求項21 前記上部が前記基部に対して約180度回動され、かつ前記中間部が前記基部に対して摺動されると、前記第1、第2、および第3の接触感知型入力装置が露出されることを特徴とする請求項20に記載の携帯通信装置。
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同族专利:
公开号 | 公开日 EP2258101A1|2010-12-08| WO2009114042A1|2009-09-17| CN101990752B|2014-05-21| US8275121B2|2012-09-25| US20090232299A1|2009-09-17| CN101990752A|2011-03-23|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-06-14| A977| Report on retrieval|Effective date: 20120614 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 | 2012-06-19| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120618 | 2012-12-03| A02| Decision of refusal|Effective date: 20121130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
优先权:
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